映画メモ産まれついてのへそ曲がりのせいか、いわゆる名作・大作・評判作にはあまり食指が動かないタイプです(^~^;)ゞ たとえ、話に破綻があったり無理な設定だったりして作品的には3流でも、 、どこか胸打つシーンや心突き刺さるシーンがある映画が好き~~☆ [cinemaメモ]の方へは、とりあえず、”観た映画リスト”をアップしていく つもりです で、コチラには、私的心に残るシネマを2,3作↓ @風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ) 93韓国 監督 イムグォンテク 出演 キム・ミョンゴン 、キム・ギュチョル 、 オ・ジョンヘ 、アン・ビョンギョン 韓国の口承芸能パンソリの唄い手である家族の話。 この映画で初めて”パンソリ”の存在を知る。 日本の”浪曲”や”講談””謡曲”に近いものだけど、その猛々しい までに胸に突き刺さる歌(?)の数々は圧倒的!! つらい旅芸人の生活を続ける様子はあまりにも暗すぎて、胸締め付けられる けど途中、親子3人でアリランを歌いながら草原(?)を行くシーンは 「命の輝き」を見る思いで大感動~~☆☆ それと、ラスト間近、義弟が太鼓を叩き、義姉が歌うシーン。 まさしく、コレが朝鮮半島に住む人々の「恨(ハン)」というものかも!?? 全体的にみると、暗くてとても重たい映画。 でも、私にとって、きっと一生、これ以上「心に残る映画」は登場しない のでは?と思わせる、衝撃の一作! @カストラート 1994年 イタリア/フランス/ベルギー 監督 ジェラール・コルビオ 出演もしくは声の出演 ステファノ・ディオニジ 、 エンリコ・ロー・ヴェルソ 、エルザ・ジルベルスタイン 18世紀のヨーロッパに実在した、去勢歌手カストラート。 「ボーイソプラノを維持する為に去勢する」という事実を この映画で初めて知って衝撃…(〇。〇;) 中国の宦官もそうだけど…なぜに、そこまでするの~? 不可解なり~(x_x) でも、この作品の中の伝説のカストラート「ファリネッリ」が歌う シーンの素晴らしさ!!! もちろん、現在ではカストラートに匹敵する広い音域と驚異的な技巧を 持ち合わせる歌手なんていないらしいので、コンピュータで合成した 歌声とか。(カウンターテナーとソプラノの声を合成) 機械仕掛けの声と思うと、少々興ざめだけど、ファリネッリの兄・ リッカルド・ブロスキ作曲の「揺れる船のように」やヘンデルの 「涙あふるる」など、どれも失神モノの素晴らしさでっす☆ 兄弟間の葛藤やファリネッリの孤独感など、美しい映像と共に 音楽性だけじゃなく映画としても見ごたえ充分。 映画を観たあと、サントラCDは即買いでした~♪♪v(^^) @マルホランドドライブ 2001米 監督 デビッドリンチ 出演 ナオミワッツ ローラエレナハリング ダンヘダヤ リンチ監督の映画は『ブルーベルベット』が初見。 『ブルー』も彼の独特の感性が満開で、見終わった後、なんとも ザラついた感覚が残る映画だったけど『マルホ』は、よりいっそう 強烈な彼の感性の世界に迷い込んだ感じ。 話は……「あらすじ」なんてものをよせつけない物語^^; 頭で理解しようとするのでなく、まるごと彼の映像世界にどっぷり 浸りこむしかないかも。 明快な謎解きは不可能、お手上げ状態だけど、見たあとに残る「切なさ」 は格別。 私的にはクラブで歌う、泣き女の歌と涙のシーンが一番好き~♪ 夢・妄想・虚構・現実、諸々がないまぜになって、まさしく目くるめく快感。 ジャンル別一覧
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